2020年　年頭のご挨拶

新年おめでとうございます。

旧年中は格別のご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。

当研究会は、医師事務作業補助者の実務能力向上を図り、医療の質向上に寄与することを目的に、活動を進めてまいりました。昨年は新たに熊本県支部と富山県支部が設立され、より医師事務作業補助者や管理者等の皆様が地域で交流を図る機会を増やすことができるようになったと思います。今後も、「医師の働き方改革」の実現に向け、医師事務作業補助者へのタスクシフティングを推進していきたいと考えており、引き続き各地での活動を広げてまいる所存です。

また、昨年度は、医師事務作業補助者の実態を把握するための全国アンケート調査を行い、1,686施設、3,135名の医師事務作業補助者の方々からご回答をいただきました。お忙しい中ご協力いただき、感謝申し上げます。これにより、医師事務作業補助者配置の効果や現場が抱える課題を明確化することができました。本調査は、病院だけでなく機能強化型在宅療養支援診療所にも調査範囲を広げ、地域包括ケアシステムにおける医師事務作業補助業務の重要性とニーズを把握することもできました。この全国アンケート調査の結果をもとに、医師事務作業補助者がより活躍の場を広げ発展的な職業としていけるよう、今後の活動に生かしてまいります。

本年も日本医師事務作業補助研究会をどうぞよろしくお願いいたします。

皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。