明けましておめでとうございます。
皆さまが健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
2年に及ぶコロナ禍で、コロナ診療や対策、ワクチン接種への対応にあたられている皆さまに、心より感謝申し上げます。
このような中、今年いかにして活動を継続させていくのかが、当研究会の存在意義の分岐点となると考えております。コロナ後の新しい時代にどのような道を歩むのかを定めるタイミングであるからです。
当研究会は昨年、完全オンラインという形式での活動を再開いたしました。慣れない運営でしたが、多くの方のご支援をいただき、「自分達でもきっとできる」という熱意を持って自律的に取り組むことができました。もし昨年活動をせず休眠していたら、その後復活を果たせなかったのではないかと思います。あらためて、自律の重要さを確認できた一年でした。
医師の働き方改革に向けたタスクシフトやチーム医療推進への貢献など、医師事務作業補助者はなくてはならない存在であると言われています。しかし、医師事務作業補助者ひとりひとりが、そのことを実感し、やりがいを感じることができているのでしょうか。研究会に寄せられる声からは、そのような方が多いとは言い難い状況です。
今後は、なくてはならない存在であり続けることはもちろんですが、医師事務作業補助者として幸せな人生を送れる存在を目指していきたいと考えました。当研究会は2022年4月より「日本医師事務作業補助者協会」と法人名が変わります。名称を変え、存在意義を高めていくためには、会員の皆様との協力関係が必須です。社会に価値を生み出し続けるとともに、幸せな医師事務作業補助者人生を送るために、共に頑張ってまいりましょう。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
2022年元旦
理事長 矢口 智子
(世田谷記念病院)