平成25年11月9日(土)、済生会金沢病院にて第2回金沢地区会が開催され、60名を越える参加者が集いました。開会の挨拶では、若林時夫病院長(済生会金沢病院)より「研究会をステップとして研鑽を重ね、医師のサポーターからパートナーへ、さらにチーム医療の一員としての活躍を期待します」との言葉をいただきました。
はじめに、済生会金沢病院の中居さん、梁さんから、「当院における医師事務作業補助の現状」の発表がありました。平成21年4月の導入時から現在までの業務拡大の経緯が示されました。また、8名の医師へのインタビュー動画も公開され、医師の率直な意見を拝見して会場は和やかな雰囲気に包まれました。
特別講演では、喜多正樹先生(済生会金沢病院 麻酔科)より「尊厳死について」のご講義があり、「尊厳死」についての考え方についてわかりやすく教えていただきました。実践業務では金沢市介護保険課の方々をお招きして「主治医意見書の書き方」についての説明を受けた後、質疑応答の時間では活発に質問が飛び交いました。
その後、各病院紹介と意見交換を行いました。「勤務場所はどこか。どこが望ましいか。」「診断書等の書類はどこまで取り組んでいるか。」「スキルアップのためにどのような取り組みをしているか。」などについて情報交換することができました。それぞれの病院で抱えている悩み、苦労、工夫などを話し合い、「ひとりじゃないんだ。みんな同じように頑張っているんだ。」と感じられた方が多かったのではないかと思います。
最後に、荒木勉先生(済生会金沢病院 医師事務支援室長)より、「医師事務作業補助としての専門性の高い業務に専念し、確固たる地位と誇りある職種を作り上げていってください」と激励の言葉をいただき閉会となりました。
今回のテーマである「私たちのミッション ~チーム医療の一員として~」について、大いに考える機会となったと思います。医師の事務作業の補助とは何かをもう一度整理して、業務にあたっていただければと思います。今回も遠方からご参加いただいた方々がいらっしゃいました。皆さんありがとうございました。
日本医師事務作業補助研究会 事務局